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【国際】

医師の性的虐待和解へ 米体操女子 332人と大学 550億円

 【ニューヨーク=赤川肇】米体操協会の元チーム医師ラリー・ナサル受刑者(54)による女子選手らへの性的虐待事件で、受刑者が勤めていたミシガン州立大学は十六日、総額五億ドル(五百五十一億円)の和解金を支払うことで三百三十二人の被害者らと大筋合意したと発表した。

 大学の年間一般予算の四割近くに相当する巨額で、どう工面するかは不明。米CNNテレビは関係者の話として、大学が自己資金から支払った上で、保険請求する見通しを伝えた。

 発表によると、和解金の内訳は「大学が被害申告を無視してきた」と訴えていた被害者らに計四億二千五百万ドル、新たな被害申告に備えた信託基金に七千五百万ドル。十五日の大学評議員会で承認された。

 一連の事件は二十年以上に及び、被害者の一人が二〇一六年九月に米メディアで証言したのをきっかけに発覚。ナサル受刑者は一月、ミシガン州地裁で「事実上の終身刑」として最長禁錮百七十五年を言い渡された。

 

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