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【国際】

反米マドゥロ氏再選 ベネズエラ大統領 野党ボイコット

 【ニューヨーク=赤川肇】南米ベネズエラの大統領選が二十日投開票され、選管当局は同日深夜(日本時間二十一日午前)、反米左翼の現職マドゥロ氏(55)が再選されたと発表した。ロイター通信によると、同氏は「国民の勝利だ」と宣言した。任期は六年。

 大統領選では、国会多数派の野党連合が「公正選挙が担保されない」とボイコットを決定。選管当局を掌握しているとされる同氏の勝利が確実視されていた。

 ロイターによると、投票率は46%で前回大統領選の80%から大きく低下。世論調査では、ボイコットに反して立候補し、対米関係の改善を訴えたヘンリ・ファルコン前ララ州知事(56)がトップという結果も出ており、大統領選の有効性が問われそうだ。

 米国は大統領選を「不正選挙」と非難し、欧州連合(EU)も中止を求めていた。欧米諸国はマドゥロ氏の再選を認めず、政権への圧力や経済制裁を強めるとみられる。

 マドゥロ氏は二〇一三年、チャベス前大統領の死去に伴う大統領選で実質的後継者として初当選。政治や経済の混乱が続き、マドゥロ氏への退陣圧力が強まる中、十二月ごろに予定されていた大統領選が前倒しされた。

 ベネズエラは世界最大の原油確認埋蔵量を誇るが、原油価格の低迷で経済危機が加速し、極度のインフレや物不足に歯止めがかからず政情不安が続いている。

 

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