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【国際】

米、銃輸出を容易に 手続き簡素化 世界紛争激化の恐れ

 【ワシントン=共同】トランプ米政権は二十四日、米銃器メーカーによる海外への売り込みを促進するため、軍事用ではない銃器や弾薬の輸出手続きを簡素化する方針を発表した。厳格な審査を実施する国務省から、貿易強化を担う商務省へと監督権限を移行させて輸出を容易にする。

 米国内で銃販売の不振が続く中、海外市場開拓により米産業の利益増を狙うが、安易な武器輸出拡大は世界各地の内戦や紛争の激化につながる恐れがある。

 対象になるのは小火器や弾薬で、米メディアによれば殺傷能力の高いAR15型ライフル銃も含まれる。国務省が管理する武器弾薬リストから外し、商務省の規制品リストに移行。議会承認を必要とする軍事用の兵器や武器と同様の高度な審査を受ける必要がなくなる。今後四十五日間の意見聴取で修正が加えられる可能性もある。

 今回の簡素化措置で海外での米国製銃器の売り上げが最大二割増になるとの試算もある。トランプ大統領は二〇一六年大統領選で有力ロビー団体「全米ライフル協会(NRA)」の支持を受けたが、一七年一月の政権発足後、銃器メーカーの業績は不振が続いている。

 米国では銃規制が強化されそうになると駆け込み需要で販売が増える傾向がある。規制消極派のトランプ氏の勝利で販売が低調になったのが原因とされ、大手レミントン・アウトドアは三月、破産申請した。

 

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