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【国際】

米、ZTE制裁緩和 条件付きで中国と合意

 【ワシントン=共同】トランプ米大統領は二十五日、中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)への制裁を緩和することで中国の習近平国家主席と合意に達したと述べた。米FOXニュースのインタビューに答えた。ツイッターへの投稿で制裁緩和の条件として「経営陣の刷新」や「ZTEによる罰金十三億ドル(約千四百億円)の支払い」などを挙げた。

 ZTEは、米制裁によって主力製品スマートフォンの生産や販売の停止に追い込まれていた。米中間の争点になっているZTEへの制裁が緩和されれば、両政府の貿易協議も前進しそうだ。ZTE製端末の調達が滞った日本の大手携帯電話会社にも朗報となる。

 米メディアによると、トランプ氏は制裁緩和の意向を既に米議会に伝えた。ただ議会ではZTEが米国の政府や企業から機密を盗むのを防ぐため制裁を続けるべきだとする議員が多い。ZTEへの制裁緩和を阻止する法案も審議されており、曲折も見込まれる。

 トランプ氏は制裁緩和の条件として「高いレベルの安全性の保証」や「米国製部品の購入」も列挙。これらが満たされれば、ZTEは事業を「再開」できると明言した。ニューヨーク・タイムズ紙電子版は、ZTEが米国のコンプライアンス(法令順守)専門家を採用することも条件と伝えた。

 米商務省は四月、ZTEが北朝鮮やイランに対する輸出規制に違反したとして、米企業がZTEに部品などを輸出することを七年間にわたって禁じる制裁を発動。ZTEは経営危機に陥った。

 

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