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【国際】

正恩氏、融和ムード演出 笑顔と抱擁の南北再会談

 【ソウル=上野実輝彦】二十六日に急きょ開いた南北首脳会談で、米朝首脳会談の実現に向けた協力を確認した、文在寅(ムンジェイン)韓国大統領と金正恩朝鮮労働党委員長。抱き合ったり笑いを誘う発言で融和ムードを演出した正恩氏に対し、文氏も気遣いの姿勢を見せた。

 文氏は会場となった板門店(パンムンジョム)の南北軍事境界線を車で通過し、北朝鮮側施設「統一閣」に到着。正恩氏の最側近で妹の金与正(キムヨジョン)党第一副部長が笑顔で出迎え、ロビーで待っていた正恩氏が手を差し出して固い再会の握手を交わした。

 会談には、開催の契機となる協議を進めていた徐薫(ソフン)韓国国家情報院長と、北朝鮮の金英哲(キムヨンチョル)党副委員長が同席。正恩氏は冒頭で「(文氏を)きちんとお迎えしなければならないのに、こんな場所になって申し訳ない気持ちだ」と、急な開催となったことをわびた。

 一方、四月の首脳会談で「海外メディアが名場面の一つに挙げたのは、(文氏が)いきなり(軍事境界線を)越えたことだった」と振り返り、出席者の笑いも誘った。会談を終えた両首脳は三度抱き合い、正恩氏は手を振って韓国に戻る文氏を見送った。

 韓国のYTNテレビによると、文氏は普段使う黒塗りの公用車ではなく銀色の車を利用。報道陣に気付かれないよう「カムフラージュ」したとみられる。

 文氏は二十七日の記者会見で、会談内容の発表が翌日になったことについて「正恩氏側からの要請」とし、北朝鮮の都合に合わせたことを明かした。

 

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