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【国際】

伊首相候補、組閣を断念 経財相人事折り合わず

 【パリ=竹田佳彦】イタリアで新首相に指名された法学者ジュセッペ・コンテ氏は二十七日夜(日本時間二十八日未明)、マッタレッラ大統領と会談し、組閣を断念したと伝えた。欧州連合(EU)に懐疑的な経済財務相候補が閣僚名簿にあがり、大統領の同意を得られなかった。組閣が実現しなかったことで、再総選挙の実施も検討されるとみられる。

 コンテ氏はマッタレッラ氏との会談後、記者団に「大統領から託された組閣の任務を返還した」と述べた。マッタレッラ氏は「閣僚名簿のうち、経財相以外では合意できた。このポストはすぐに、信用か警戒かのメッセージとなって市場に影響を与える」と説明。反EUのメッセージとして、経済の混乱を懸念したとみられる。

 閣僚名簿では、EUや共通通貨「ユーロ」に否定的なエコノミストのサボーナ元工業・民営化相を経財相候補にしていた。

 コンテ氏は極右政党「同盟」とポピュリズム(大衆迎合主義)的な新興政党「五つ星運動」が連立政権の樹立で合意し、推薦された。両党はEUに懐疑的で、政権発足の見通しに市場は即座に反応しており、懸念する声が相次いでいた。

 AFP通信によると、マッタレッラ氏は二十八日、国際通貨基金(IMF)元幹部のカルロ・コッタレッリ氏と会談する。再総選挙を前提に、暫定政権の樹立を模索する可能性がある。

 

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