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【国際】

核弾頭の搬出協議か 6・12会談向け 米朝、板門店で交渉

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 【ワシントン=共同】米国務省は二十七日、六月十二日のシンガポール開催を目指す米朝首脳会談に向け、南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)で米朝の実務者協議が始まったことを明らかにした。米政府当局者によると、北朝鮮の核弾頭の国外搬出などが主要議題となる見通し。トランプ大統領は二十七日のツイッターで「北朝鮮はいつか経済的に偉大な国になれる」と経済的支援の用意を示唆し、非核化進展に期待を示した。

 ただ、非核化の手法や時期を巡る隔たりは大きく、合意のめどが立つかは予断を許さない。

 当局者によると、北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を目指す米側は、核弾頭の国外への早期搬出を要求しているが、北朝鮮はこれまで核・ミサイルの全面的な搬出に難色を示している。北朝鮮側は大陸間弾道ミサイル(ICBM)など一部ミサイルを先駆けて搬出することを提案したもようだ。

 事前交渉で一定の方向性が打ち出せない場合、最終的な合意はトランプ氏と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による首脳間協議に委ねられる可能性もある。北朝鮮は少なくとも十〜二十発の核弾頭を持つと推定され、兵器用プルトニウムや高濃縮ウランの扱いも焦点となる。

◆米朝会談「開催されるだろう!」 トランプ氏、ツイッターで自信

 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領は二十七日、自身のツイッターで「米国のチームが北朝鮮に到着した」と報告し、六月十二日に予定されるトランプ氏と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談について「開催されるだろう!」と自信をみせた。トランプ氏は「私は北朝鮮がすばらしい可能性を持ち、いつか経済や金融面で偉大な国になると信じている。正恩氏は私に賛成するだろう」とも書き込んだ。

 米国務省のナウアート報道官は声明で、実務者代表団を派遣したことを認め、「米朝首脳会談に向けて準備を進めている」と述べた。

 米紙ワシントン・ポストによると、米代表団はソン・キム駐フィリピン大使が率いている。キム氏は駐韓米大使を務めたほか、オバマ前政権で北朝鮮担当特別代表などを歴任している。北朝鮮側は崔善姫(チェソンヒ)外務次官らが参加し、二十九日まで米朝実務者による協議が行われる見通し。協議では北朝鮮側が見返りに求める体制保証や経済支援などについても論議されるもようだ。

 

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