東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

次期首相候補を任命 伊組閣失敗 秋に再選挙か

 【パリ=竹田佳彦】イタリアの首相に任命されていた法学者ジュセッペ・コンテ氏(53)が二十七日、組閣失敗を表明した。マッタレッラ大統領は二十八日、暫定政権として国際通貨基金(IMF)元職員カルロ・コッタレッリ氏(64)を新たな首相候補に任命したが、上下院の信任が得られるか不明。早ければ秋にも再選挙の可能性がある。

 AFP通信によると、コッタレッリ氏は会談後、記者団に「信任されれば、二〇一九年予算成立後に議会を解散し、年明けにも選挙を実施する」と述べた。信任されなければ、秋の再選挙も示唆した。

 三月の総選挙後の首相選びでは、ポピュリスト(大衆迎合)的な新興政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」が、上下院で過半数となる連立政権の樹立で合意し、コンテ氏を推薦した。

 欧州連合(EU)に懐疑的な両党はユーロ圏離脱が持論の経済学者を経済財務相候補としたが、経済への悪影響を理由に大統領が拒否。コンテ氏は辞任した。

 同盟のサルビーニ書記長は地元ラジオで「大統領の判断は国民の投票を軽視しており、民主主義ではない」と強調。三月の総選挙で中道右派連合を組んだベルルスコーニ元首相率いる「フォルツァ・イタリア」に対しても「コッタレッリ政権を信任したら連合は終わりだ」と警告した。五つ星のディマイオ党首も「大統領の罷免を考えるべきだ」と猛反発している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報