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【国際】

米朝12日首脳会談明言 「最大限の圧力、もう言わない」

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 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領は一日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に中止を通告した米朝首脳会談を、予定通り十二日にシンガポールで開催すると表明した。正恩氏側近の金英哲(キムヨンチョル)党副委員長(党統一戦線部長)とホワイトハウスで会談後、記者団に述べた。米朝関係の改善基調を踏まえ、今後は「最大限の圧力」という言葉を使わないとし、追加制裁を控える考えも示した。

 米朝首脳会談が実現すれば史上初。トランプ氏は最大の焦点となる北朝鮮の非核化のほか、朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)終戦宣言にも意欲を見せた。日本を含む東アジア地域の安全保障環境が大きく変わる転機となり得る。

 トランプ氏は英哲氏と約一時間半にわたり会談。その後、記者団に対し「われわれは北朝鮮と関係を構築できるだろう」と述べた。英哲氏から受け取った正恩氏の親書については「興味深い」とし、正恩氏が非核化を約束していると思うかとの記者団の問いかけに「そう思う」と語った。

 北朝鮮が非核化に応じるかと問われると「そう思う」と強調。「私も彼らもそれ(非核化)を望んでいる。それが起きようとしている」とシンガポールでの会談成功に自信を見せた。

 一方「六月十二日はプロセスの始まり」として、今後も首脳会談を含めた折衝を継続する必要性を強調した。シンガポールでは「何かにサインすることもないだろう」と語る半面、記者団から共同文書は用意しないのかと問われると「可能性はある」と答えた。

 北朝鮮への経済制裁については、非核化を行うまで「制裁は取り下げない」と強調。「われわれはうまくやっている」として「最大限の圧力という言葉はもう使いたくない」と述べた上で「協議決裂まで新たな制裁は科さない」と、北朝鮮の姿勢に応じて柔軟な姿勢を取る構えをみせた。

◆米大統領発言の骨子

▼6月12日にシンガポールで米朝首脳会談

▼朝鮮戦争終結へ前進できるかもしれない

▼「最大限の圧力」という言葉は使いたくない。追加制裁は控える

▼北朝鮮の体制を保証

▼首脳会談1回で非核化は実現しない

▼金英哲氏と人権問題は協議せず。首脳会談では恐らく取り上げる (共同)

 

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