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【国際】

25年前の6・12 米朝初合意 今回が5回目

 【シンガポール=城内康伸】米国と北朝鮮は二十五年前の六月十二日(米国時間十一日)、朝鮮半島の非核化や米朝対話の続行などで合意した共同声明を発表した。米朝二国間の合意文発表は今回の首脳会談で五回目。いずれも核問題や米朝関係の改善を内容としているが、過去四回の合意は北朝鮮の核開発継続で死文化した。

 最初の合意はガルーチ米国務次官補と北朝鮮の姜錫柱(カンソクチュ)第一外務次官との間での共同声明。北朝鮮の核拡散防止条約(NPT)脱退の棚上げと非核化、核を含む武力行使とその脅威を与えないという保証で両国が合意した。

 二度目は一九九四年十月の米朝枠組み合意だ。北朝鮮が軽水炉を得る代わりに核計画を凍結することや相互連絡事務所の設置などで合意した。

 二〇〇〇年十月には、訪米した北朝鮮国防委員会の趙明禄(チョミョンロク)第一副委員長とオルブライト国務長官(いずれも当時)が米朝共同コミュニケを通じ、北朝鮮による長距離ミサイル発射の中止や、両国が互いに敵対的な意思を持たないと宣言した。

 金正恩(キムジョンウン)体制になって間もない一二年二月には、北朝鮮が核実験や長距離弾道ミサイル発射の凍結、ウラン濃縮活動の一時停止をする見返りに米国は食糧支援することなどを約束した。

 米朝首脳による合意文書の発表は今回が初めて。過去とは合意の重みが格段に異なるが、その実現のほどは予測困難だ。

 

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