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【国際】

韓国、与党圧勝の勢い 統一地方選「米朝」仲介など要因

 【ソウル=境田未緒】韓国の統一地方選と国会議員の再・補欠選は十三日、投開票があった。韓国の公営放送KBSによると十四日午前零時半までに、八大都市と九道の計十七首長選のうち、ソウル市や京畿(キョンギ)道など十三選挙区で与党「共に民主党」が当選を確実にした。国会議員選では与党が十二選挙区のうち八で当確となり、両選挙とも圧勝の勢いとなっている。

 文在寅(ムンジェイン)政権になって初めての全国規模の選挙。北朝鮮との融和を進める文大統領は、四月二十七日と五月二十六日に南北首脳会談を二回開催。今月十二日の米朝首脳会談の実現に向け、北朝鮮と米国の橋渡し役を果たした。投票日前日にトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が歴史的な握手を交わし、共同声明に署名をしたことも圧勝を後押しした。

 選挙前から与党優勢といわれ、米朝首脳会談の盛り上がりに比べて低調とみられていたが、投票率は統一地方選で前回二〇一四年の56・8%を上回る60・2%と、二十三年ぶりに60%を突破した。

 KBSによると、最大野党の自由韓国党は、保守地域の慶尚北道知事と大邱(テグ)市長選で当選を確実にした。済州特別自治道では保守系の現職知事が当確。

 「共に民主党」は選挙の直前、ネット世論操作や女性問題などのスキャンダルもあったが、70%台という文氏の高い支持率を背景に有利に選挙戦を進めた。

 ただ定数三〇〇の国会では、与党から出馬した十一人全員が当選しても計百二十九人と過半数に届かず、文氏は不安定な政権運営が続く。

 

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