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【国際】

在韓米軍「早く撤退させたい」 トランプ氏、対北取引材料へ

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 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領=写真、共同=は十三日のFOXニュースで、在韓米軍を「巨額の金がかかるから、できるだけ早く軍を撤退させたい」と繰り返し、米朝交渉で取引(ディール)材料とする方針を示した。北朝鮮の要求に応じることで早期に非核化の具体的成果を得たい考えだが、将来の東アジアの安全保障環境に大きな影響を与える可能性がある。

 トランプ氏は在韓米軍の撤退に関し、十二日の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談やこれまでの米朝交渉で「協議されなかった」としつつも「彼(正恩氏)がそれを望んでいると確信している」と明言した。

 国外の駐留米軍の経費負担を無駄遣いと批判してきたトランプ氏は「韓国にいる三万二千人の兵士を家に連れて帰りたい」と強調。在韓米軍撤退を「今はテーブルに載っていないが適切な時にテーブルに載るだろう」と、米朝交渉での協議に前向きな構えを示した。

 ポンペオ米国務長官はソウルで記者団に北朝鮮の非核化について「大規模な軍縮を二年半以内で達成できることを望んでいる」とトランプ氏の任期の二〇二一年一月までに実現したい考えを表明。米朝共同声明で明示されていなかった具体的日程に初めて言及した。

 トランプ氏が「誠実な交渉が行われている間は中止する」と表明した米韓合同軍事演習に絡み、CNNテレビはトランプ政権が十四日にも八月実施予定だった軍事演習の中止を正式発表すると報じた。十一月の中間選挙や再選を目指す二〇年の大統領選をにらみ早期非核化の実績を欲しており、在韓米軍に関して北朝鮮に譲歩する姿勢が目立つ。

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