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【国際】

正恩氏訪中、習氏と会談 対米「重要な役割」に謝意

19日午前、中国・北京空港に到着した金正恩氏を乗せた専用機=城内康伸撮影

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 【北京=城内康伸、中沢穣】北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は十九日、特別機で北京に到着し、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席と会談した。正恩氏は米朝首脳会談について「合意内容を着実に実行すれば、朝鮮半島の非核化は新しい重大局面を打開するだろう」と述べ、中国の果たした「重要な役割」に謝意を示した。中国国営中央テレビが伝えた。

 正恩氏の訪中は今年三月、五月に続いて三回目。今後の対米交渉に向けて調整したとみられ、正恩氏は中国を後ろ盾とする姿勢をあらためて鮮明にした。

 習氏は「半島問題は話し合いの正しい道に戻った」と首脳会談を高く評価。その上で、「非核化に向け中国はこれまで通り建設的な役割を果たす」と述べた。また今年が改革開放四十周年であることに触れ、「北朝鮮が経済建設の方向に重心を変えたことをうれしく思う」と経済建設を支援する考えを表明した。

 正恩氏は「中国など関係国とともに、朝鮮半島の確固とした平和を建設するため努力する」と非核化への意欲を示した。習氏の早期訪朝のほか、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換する段取りについても協議した可能性がある。

 中国中央テレビは同日、正恩氏の訪中と会談内容を伝えた。これまで正恩氏の二回の訪中も含め、北朝鮮最高指導者の訪中は帰国するまで発表しておらず、今回の迅速な報道は従来との大きな違いを演出する意図もあるとみられる。貿易摩擦などを抱える米国に対し、北朝鮮への影響力をみせつける思惑も透ける。

 

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