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【国際】

米、移民親子分離を撤回 批判受けトランプ氏署名

 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領は二十日、不法移民の親子を別々の施設に収容して「非人道的」と非難されている問題を巡り、一緒に収容するよう指示する大統領令に署名した。ただ、成人の不法入国者全員の刑事責任を問う「ゼロ・トレランス(不寛容)」政策は続けるため、親と共に子どもの拘束も長期化する恐れがある。

 トランプ氏はホワイトハウスでの署名の際、記者団に「家族が引き離されるのを見たくない。それと同時に、不法移民が米国に来ることは望んでいない」と厳しい不法移民対策を維持する考えを強調。「われわれは壁を完成させる」と繰り返し、メキシコ国境の壁建設を進める方針も示した。

 不法移民の親子分離を巡っては、子どもたちが金網の中に閉じ込められている写真や、親を呼んで泣き叫ぶ音声が報じられ、人権侵害として世界中でトランプ政権への批判が噴出。五月初旬からの一カ月で二千人以上の子どもたちが親から引き離され、施設に収容されたという。

 トランプ氏のメラニア夫人も十七日、「家族から引き離された子どもは見たくない」と異例の声明を出していた。

 米国には、子どもは親と一緒でも二十日間以上、拘束すべきではないとの司法判断があり、拘束中の親と引き離されて別の施設に移送される子どもが相次いでいた。トランプ政権は親子分離を解消するため、子どもの長期拘束を認めるよう裁判所に要請する。

 

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