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【国際】

ネパール首相、習氏らと会談 「一帯一路」推進で一致

 【北京=安藤淳】二十一日付の中国共産党機関紙、人民日報によると、習近平(しゅうきんぺい)国家主席は二十日、北京の人民大会堂でネパールのオリ首相と会談し、中国が主導するシルクロード経済圏構想「一帯一路」の積極的な推進で一致した。

 親中派とされるオリ氏にとって二月の首相就任後初の訪中で、二十一日には李克強(りこくきょう)首相とも会談した。二十四日まで滞在し、隣国インドとの関係も維持する「バランス外交」を推進し、一帯一路の枠組みを生かした鉄道や農業などインフラ整備を図る。一方、習指導部はネパールを取り込み、領土問題や一帯一路を支持しないインドをけん制する思惑があるとみられる。

 会談で、習氏は「中ネパール関係の地位を上げたい」と友好関係をアピールした。オリ氏も「誠実で互恵的な周辺外交を高く評価する」と中国を称賛。「ネパールではいかなる反中活動も許さない」と、亡命チベット人の活動を念頭に語った。

 一方、オリ氏は四、五月、インドのモディ首相との間で相互訪問し、鉄道や河川の整備を通じた両国の連結性強化などで一致した。歴代首相にならい最初の外遊先にインドを選び、一帯一路を利用した中国の南アジアへの浸透を警戒するインドから経済協力を取り付けた形だ。

 ただ、オリ氏は訪中前の人民日報系の環球時報の取材に「ネパールは中印両国の橋になることができる。内陸で閉塞(へいそく)した国家から脱却し、国境での相互交流を通じて発展したい」と両国との友好関係を重視する姿勢を示した。

 

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