東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

サウジの女性 運転解禁 「うれしい」社会進出へ走り出す

 【カイロ=奥田哲平】AFP通信によると、サウジアラビアで二十四日、女性の自動車運転が解禁された。イスラム教の戒律に厳格なサウジは世界で唯一、女性の自動車運転を禁止してきた。解禁は、女性の社会進出を促す政策の一環で、二〇二〇年までに三百万人が運転するようになるとみられる。

 石油依存からの脱却を目指すムハンマド皇太子の社会経済改革として、女性のスポーツ観戦などが昨年、認められ、女性が就ける職種も拡大している。

 国営石油会社サウジ・アラムコで働くジャウハラ・ムハンマドさん(32)はこの日朝、父親の高級外車を運転して出勤した。本紙の電話取材に「言葉にならないくらい、うれしい気持ち。女性が活躍する第一歩になる」と声を弾ませた。政府は、自動車や保険販売などで経済活性化も狙う。

 ただ、海外旅行や銀行口座の開設などに夫ら男性家族の許可が必要な後見人制度は残る。今年五月以降には、女性の運転容認や後見人制度の廃止を訴えてきた人権活動家ら約二十人が拘束(一部は釈放)された。自動車運転禁止は国際社会からサウジでの「女性抑圧」の象徴とされた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報