東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

習氏「領土 一寸も失えぬ」 南シナ海など 米国防長官をけん制

中国中央テレビが27日放映した、北京の人民大会堂で握手するマティス米国防長官(左)と習近平国家主席の映像=共同

写真

 【北京=安藤淳】中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席は二十七日、訪中したマティス米国防長官と北京の人民大会堂で会談し、「主権や領土でわれわれの態度は一貫している。祖先から受け取った領土を一寸たりとも失うことはできない」と述べた。中国国防省が発表した。

 「核心的利益」である台湾や軍事拠点化が進む南シナ海問題を念頭に、中国に攻勢を強めているトランプ米政権をけん制した。

 マティス氏は「米国は両軍関係を重視している。対話を通じたリスク管理を強化し、衝突や対立を避けたい」と述べ、両軍関係を改善し協力の拡大で習氏と一致した。

 これに先立ち、マティス氏と会談した魏鳳和(ぎほうわ)国務委員兼国防相も「台湾や南シナ海、朝鮮半島の核問題などで中国側の立場や懸念を伝えた」と述べた。

 習氏は「中国は拡張主義や植民地主義には走らないし、世界を混乱させることはしない」と平和発展の道を堅持する姿勢を強調。「両国の共同利益は対立点よりはるかに大きい。両軍関係が両国の安定器になる」よう期待感を示した。

 一方、習氏は「太平洋は広く、両国とその他の国を受け入れられる」と指摘。昨秋のトランプ氏訪中時の共同記者会見で触れていない「その他の国」との表現を使い、「太平洋を両大国で支配するつもりでは」との周辺国の懸念に配慮した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報