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【国際】

米最高裁判事、退任表明 中道派ケネディ氏 後任は保守派か

 【ワシントン=石川智規】米連邦最高裁判所のアンソニー・ケネディ判事(81)は二十七日、来月末で引退すると発表した。ケネディ氏はレーガン元大統領の指名を受け一九八八年に就任。同性婚の合法化や妊娠中絶の権利を支持するなど中道保守派と知られる。トランプ大統領は同日、後任の選定作業をただちに進める考えを表明。保守色の強い判事を指名すると目され、最高裁の判断がより保守化するのは確実とみられる。

 米国の最高裁判事は大統領が指名し、議会上院が承認する。自ら引退するか死去するまで判事を務める終身制で、定員九人。現在はトランプ氏が指名したゴーサッチ氏ら保守派四人、リベラル派四人で、中道派のケネディ氏の判断が大きな影響力を持っていた。

 ケネディ氏は声明で、「三十年にわたり最高裁で米国に仕えたことは最高の栄誉であり、光栄だった」と振り返った。

 トランプ氏は同日、ホワイトハウスで、後任人事の選定作業を「ただちに始める」と述べた。上院が過半数割れの可能性がある秋の中間選挙前に承認にこぎつけたい考えだ。

 最高裁は、州と連邦政府の意見が対立するなど米国の議論が大きく分かれる議題を審理する。最近はトランプ氏の看板政策だったイスラム圏などを対象にした入国規制措置を支持した。

 

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