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【国際】

裏口封鎖で大量殺傷狙う 米新聞社銃撃 記事に恨み募らせ

 【ワシントン=石川智規】米東部メリーランド州アナポリスの新聞社キャピタル・ガゼットの編集室で男が銃撃し五人が死亡した事件で、地元警察当局は二十九日の記者会見で、殺人罪で訴追された同州在住のジャロッド・ラモス容疑者(38)が同社社屋の裏口を封鎖した上で犯行に及んだと明らかにし、「できるだけ多くの人間を殺害しようとしていた」と断定した。

 ラモス容疑者は、キャピタル紙が二〇一一年に掲載した自身のセクハラ事件に関する記事に不満を募らせていたことが判明している。

 警察は同容疑者が個人的な恨みを晴らすために無差別的な犯行に及んだとみて動機の解明を急ぐ。

 当局によると、ラモス容疑者は一二年にキャピタル紙に名誉を傷つけられたとして提訴。一三年にはソーシャルメディアなどを通じ、同紙への脅迫を繰り返していたという。

 二十九日付のキャピタル紙は一面で「五人が撃たれ死亡」と事件を詳報。社説のページは、ほぼ白紙にして「今日、われわれは言葉を失っている。犠牲者を追悼するため、あえて白紙にした」という文章と犠牲者五人の名前を掲載。その上で翌日からは通常通りの紙面に戻すとした。

 今回の事件を受け、トランプ米大統領は二十九日、ホワイトハウスの演説で、犠牲者を追悼した上で「ジャーナリストや全ての米国人は仕事をしている際、暴力的な攻撃を受ける恐怖を感じることがあってはならない」と述べた。トランプ氏はこれまでメディア批判を繰り返し、支持者に対し批判に加わるよう扇動してきたことから、対応が注目されていた。

 

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