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【国際】

親子引き離しに「NO」 全米で数十万人抗議デモ

 【ニューヨーク=赤川肇】不法移民の親子を引き離して収容するトランプ米政権の移民政策に対する抗議デモが六月三十日、全米各地で展開された。米メディアによると、東部ニューヨークや西部ロサンゼルスなど移民に寛容な都市だけでなく、保守的な地域も含めて計数十万人が参加し、「恥を知れ」などと声を上げた。

 「家族は一緒にいるべきだ」と銘打ち、七百カ所以上で計画されたデモの告知はインターネット上で広がった。首都ワシントン中心部だけで約三万人が参加。参加者は「米国を再び人道的に」などと書いた手づくりのプラカードを掲げるなどして、政権に移民政策の転換を求めた。ロイター通信は「米首都で行われた移民支持のデモとしては少なくとも二〇一〇年以降で最大とみられる」と報じた。

 デモは、トランプ大統領が週末を過ごした東部ニュージャージー州のゴルフ場近くでも行われた。トランプ氏は三十日夕、ツイッターで「不法入国者を、法的な駆け引きを何年もせず即座に送り返さなければならない」と持論を展開。司法手続きは不要との強硬姿勢をあらためて示した。

 米政権は五月、不法入国した成人全員の刑事責任を問う「ゼロ・トレランス(不寛容)」方針を公表。親を刑事施設に、子どもを保護施設に分けて収容する手法に「児童虐待」(ザイド国連人権高等弁務官)などと国内外から批判が噴出し、トランプ氏は六月二十日に親子を一緒に収容する大統領令に署名した。

 しかし現在も二千人以上の子どもが親と再会できていないとされ、米西部サンディエゴの連邦地裁は二十六日、政権側に対し、五歳未満の子どもは同日から十四日以内、五歳以上は三十日以内に親と再会させるよう命じた。

 

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