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【国際】

サウジ、原油増産用意 米大統領に国王 他の産油国と協調

 【ワシントン、ロンドン=共同】トランプ米大統領とサウジアラビアのサルマン国王が六月二十九日に電話会談し、原油供給の安定化策を協議した。トランプ氏が原油増産を求め、国王は市場の安定や不測の事態に対応するために必要ならば、他の産油国と協調して増産する用意があると表明した。米ホワイトハウスが三十日に明らかにした。

 イラン核合意からの離脱を表明した米国は、日本など各国にイラン産原油の輸入停止を求めており、その代替としてサウジに増産させて供給不安を解消したい思惑があるとみられる。イランと敵対し対米関係を重視するサウジも、トランプ氏の要求を拒絶しづらい状況にある。

 トランプ氏はツイッターで「最大で二百万バレルの原油増産を求めている」と述べ、国王も同意したと語った。サウジ国営通信は三十日、両首脳が「供給が不足すれば埋め合わせる」必要性で一致したと報じたが、二百万バレルに関する言及はなかった。ホワイトハウスの声明によると、両首脳は原油市場の需給バランスを保つことが重要との認識で一致。国王は日量二百万バレルに上る予備の生産能力を維持し、必要ならば慎重に活用することを確約したという。

 一方、イランのザンギャネ石油相は、米国の増産要求にサウジなどが応じるのは、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国が協調減産を緩和し増産することで合意した内容を超えた措置で、「合意違反」にほかならないと反発する書簡をOPEC関係国に送った。イラン石油省が運営するシャナ通信が一日に報じた。

 

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