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【国際】

マレーシア・ナジブ前首相逮捕 巨額資金流用疑い

ナジブ前首相=共同

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 【バンコク=北川成史】マレーシアの捜査当局は三日、政府系ファンド「1MDB」を巡る巨額の資金流用疑惑で、ナジブ前首相(64)を逮捕した。地元メディアなどが伝えた。五月の政権交代以降、政府機関の汚職対策委員会が捜査を本格化。ナジブ氏の再聴取や関係先の家宅捜索などを行い、容疑が固まったとみて逮捕に踏み切った。

 これまでの捜査では、ナジブ氏主導で二〇〇九年に設立された1MDBの関連会社などから、ナジブ氏の個人口座に約七億ドル(約七百八十億円)が流れていた疑いが持たれている。ナジブ氏は首都クアラルンプールの自宅で逮捕され、四日にも起訴される見通し。

 ナジブ氏は一貫して関与を否定。「サウジアラビア王室からの献金で違法性はない」などと主張し、ナジブ政権時代には捜査がいったん打ち切られていた。

 疑惑の徹底追及を掲げたマハティール現首相側は、五月の総選挙で勝利し、同国初の政権交代を実現した。捜査当局は五月中旬から疑惑解明を本格化し、ナジブ氏や妻からの事情聴取を実施。警察による自宅や関係先の家宅捜索も行われ、計十一億リンギット(約三百億円)相当の宝飾品や高級バッグ、現金などが押収されていた。

 捜査は米国など外国当局とも連携している。疑惑追及はマハティール政権が総選挙に勝利した原動力ともなっており、今後も「徹底追及」の方針の下、捜査が進められるとみられる。

ナジブ前首相の疑惑の経過 

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