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【国際】

米国務長官 再訪朝へ 会談成果、日本に報告

 【ワシントン=石川智規】米国務省は二日、ポンペオ国務長官が五日から七日の日程で北朝鮮を訪問すると発表した。六月の米朝首脳会談後、米高官の訪朝は初。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長らと会談し非核化に向けた実質的な協議を行う方針だが、米メディアは北朝鮮の非核化に懐疑的な情報当局の見方を相次いで報じており、協議は難航する可能性がある。

 ポンペオ氏は訪朝後、七〜八日に来日し河野太郎外相らと会談、訪朝の成果などを報告する。韓国政府も高官の訪日を調整している。ポンペオ氏の訪日は初めて。

 ポンペオ氏は米朝首脳会談の準備段階で二度訪朝し、正恩氏と会談した。今回の訪朝では、北朝鮮の非核化に向けた意思を確認するほか、行程表の作成を含めた具体策を協議したい考え。朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)で行方不明になった米兵遺骨返還への道筋がつけられるかも焦点となる。

 だが、米情報当局が北朝鮮の姿勢を疑問視しているとの報道が相次いでいる。

 CNNテレビは二日、米情報当局の見方として、正恩氏が現段階で完全な非核化に向けた取り組みをしようとしていないと報じた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは一日、最新の人工衛星による画像分析の結果、北朝鮮東部咸興(ハムフン)のミサイル開発施設が拡張されていると伝えた。

 NBCテレビも先月末、北朝鮮が核燃料を増産しているとする米当局者の見方を報道。北朝鮮の非核化に向けた姿勢をいぶかる見方は根強く、ポンペオ氏と北朝鮮側との協議の難航を予想する。

 これに対し、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は今月一日、「われわれの専門家は、北朝鮮が戦略的決断をし、米国に協力すれば、大半の核開発プログラムを一年以内に廃棄できる計画を作成した」とし、非核化の実現に向け前向きな姿勢を示した。

 サンダース大統領報道官は二日の記者会見で、米国のソン・キム駐フィリピン大使が韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)で一日に実務者協議を行った経緯を踏まえ、「われわれの協議は進展している」と楽観視した。ただ、米メディアが伝えた情報当局による北朝鮮への懐疑的な見方について、サンダース氏は「否定も肯定もしない」と明言を避けた。

 

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