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【国際】

健康な少年から潜水脱出案 軍など救出法を協議 タイ洞窟の13人閉じ込め

 【チェンライ(タイ北部)=北川成史】タイの軍と警察、地元のチェンライ県は4日午前、チェンライ郊外のタムルアン洞窟で行方不明後に生存が確認された地元サッカーチームの少年ら13人を脱出させる方法について協議を始めた。

 ナロンサク・オソタナコーン同県知事や軍関係者は三日夜、本紙などの取材に、健康状態の良い少年らから順に、潜水技術を教えた上で、脱出させる救出計画案を明かした。

 ただ、洞窟の入り口から五キロほど奥にある少年らの避難場所まで、プロの潜水士が到達するのにも長時間かかることから、安全性に懸念も出ている。救出チームは四日午前の会見で、同日中の救出は難しいとの見方を示した。

 また、軍は四日、少年らの新たな映像を公開。三日の昼食後の様子で、頬がこけた印象だが一人一人自己紹介し、笑顔も見られた。

 知事らが示した計画では、潜水士二人が少年ら一人の前後でサポートしながら、水がたまった場所を潜って移動する。地元メディアによると、既に空気ボンベの使い方の指導も始まっているという。

 雨期の現在、連日雨が降り、洞窟には流れ込んだ水がたまっている。外に出るには水位の低下を待つか、潜水する以外にない。

 ただ、ある救出当局者は「水没区間は数百メートルにわたる。泥水で潜水士でも恐怖を感じる。子どもではパニックになりかねない」と懸念。「洞窟内の排水や雨水の流入防止を進めながら、地上から縦穴を掘って救助する方法も検討する必要がある」と指摘した。十三人は地元サッカーチームに所属する十一〜十六歳の少年十二人と男性コーチ(25)。

 

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