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【国際】

タイ洞窟13人閉じ込め 潜水方法、少年らに指導

4日、タイ北部チェンライ郊外で続く洞窟内にたまった水を排出する作業=北川成史撮影

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 【チェンライ(タイ北部)=北川成史】タイの軍と警察、地元のチェンライ県は四日、チェンライ郊外のタムルアン洞窟で行方不明になった後に生存が確認された地元サッカーチームの少年ら十三人について、潜水技術を教えて脱出させる方法などを協議した。洞窟内では潜水士が少年らに潜水マスクの使い方を指導。脱出した少年らを病院に運ぶ演習を実施するなど、準備を急いでいる。

 ナロンサク・オソタナコーン県知事は四日の記者会見で、「脱出にあたり、百パーセント危険がないという確信が必要だ」と強調。慎重に作業を進める姿勢を示した。

 救出作業では洞窟内にたまった水の排出を進めているが、新たに水の流入路が二本見つかった。水位が依然高い場所もあるほか、少年らの避難場所につながる通信用の電話線を整備する必要があるという。

 このため四日中の脱出は困難となったが、知事らは「全員一緒に脱出させる必要はない」とし、健康状態の良い少年らから順に、潜水士が付き添って脱出させる方針を示した。

 脱出後に少年らが運ばれる予定の同県内の病院は、本紙の取材に「十三人分の部屋やベッドの用意はできている」と説明した。

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 軍は四日、少年らの新たな映像を公開。保温シートに身を包んだ少年らは両手を合わせるタイ式あいさつの後、一人ずつ自己紹介し、「元気です」と語った。

 忘れられそうになった一人の少年が「ぼくもいる」と声を上げ、笑いが起きる場面も録画されていた。

 洞窟近くでおいの救出を待つラチャヤーさん(52)は「彼らは強い。水に潜っても脱出できる。心配していません」と力を込めた。

 十三人は地元サッカーチームに所属する十一〜十六歳の少年十二人と男性コーチ(25)。六月二十三日にミャンマー国境に近い洞窟に入ったが雨による水位上昇で出られなくなっていた。

 

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