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【国際】

タイ洞窟 コーチ我慢、命つないだ 菓子分け与え消耗最も激しく

4日、タイ北部チェンライ郊外で、コーチの映像を指さしながら話すウーアイさん=北川成史撮影

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 【チェンライ(タイ北部)=北川成史】チェンライ郊外のタムルアン洞窟で行方不明後に生存が確認された地元サッカーチームの十三人のうち、少年らと閉じ込められた男性コーチ、エッカポン・ジャンタオンさん(25)のおばのウーアイさん(57)が本紙の取材に応じ、「子ども思いで責任感が強い」と人柄を語った。

 行方不明翌日の先月二十四日から、ウーアイさんは現場に足を運んだ。今月二日に発見された後、軍が公開した少年やエッカポンさんの映像を目にして「本当に生きていたんだ」と喜んだ。

 地元メディアによると、少年らはエッカポンさんの指示で、持っていたスナック菓子を分け合って、命をつないだ。少年らが食べるのを優先したため、エッカポンさんの消耗が一番激しいという。

 洞窟内に水没した場所がある中、救出当局は健康状態の良い人から、潜水器具を使って脱出させる計画を進めており、エッカポンさんが最後になる可能性がある。

 映像で見たエッカポンさんの印象について、ウーアイさんは「だいぶやせた」と語る。涼しい洞窟は子どもたちの遊び場で、一緒に何度も訪れており、地形をよく知っていたという。

 ウーアイさんは「一番年上の責任者が、食べ物を少年らに譲るのは正しい。絶対元気になって、出てくると信じている」と願った。

 十一〜十六歳の少年十二人とエッカポンさんは先月二十三日に洞窟に入ったが、雨による水位上昇で出られなくなった。潜水士や医師が洞窟内に入り、少年らの健康状態を確認するとともに、脱出に向け潜水の方法を教えている。

 

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