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【国際】

不明の安田さん画像か シリア活動家公開 昨年10月撮影

シリアで行方不明になった安田純平さんとみられる新画像。フェイスブックに公開された=共同

写真

 【アルビル(イラク北部)=奥田哲平】内戦中のシリアに三年前に入国し、過激派組織に拘束されたとみられるフリージャーナリスト安田純平さん(44)を名乗る男性の画像が六日、シリア人活動家のフェイスブックに公開された。

 活動家によると、画像は昨年十月に撮影された約五十二秒の映像の一部だという。映像の中で安田さんは、拉致された経緯を英語で説明し、「私は元気だ」「希望は失っていない」などと語っているという。

 安田さんは二〇一五年六月、トルコ南部ハタイ県からシリア北西部イドリブ県に陸路で入った後、国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」(シリア解放機構に改称)に拘束されたとみられている。

 一六年三月に安田さんとみられる男性が英語で家族らへのメッセージを読み上げる映像が、今回と同じようにフェイスブック上で公開された。その後は具体的な消息につながる情報はなく、過激派組織側としては、画像を公開することで日本政府に解放交渉を促す狙いがあるとみられる。

 シリア内戦ではアサド政権軍が軍事的優位を確実にしているが、イドリブ県はヌスラ戦線などが実効支配している。政権軍は同県への本格進攻を始めていないものの、一部地域への空爆を繰り返しており、安田さんの安否が懸念される。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は安田さんについて六日の記者会見で、「邦人の安全確保は政府の最大の責務。今日までもありとあらゆるルートを通じて取り組んできた。引き続き、さまざまな情報網を駆使し全力で取り組んでいきたい」と話した。 

 

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