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【国際】

「非核化意志 揺らぎかねない」 北朝鮮、米との協議を批判

 【北京=城内康伸】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は七日、談話を発表し、六〜七日に平壌で行われたポンペオ米国務長官と朝鮮労働党の金英哲(キムヨンチョル)副委員長との米朝高官協議について「米側の態度と立場は実に遺憾だった」と批判した。非核化を先延ばしにする狙いがある一方、自国の安全を保証する具体的措置を早期に取るよう米側に譲歩を迫った。

 談話によると、北朝鮮側は「朝米関係は強固になるどころか、われわれの非核化の意志が揺らぎかねない危険な局面に直面することになった」と警告し、米側に揺さぶりをかけた。

 また、英哲氏が協議に先立ち、金正恩(キムジョンウン)党委員長のトランプ米大統領宛ての親書をポンペオ氏に手渡したと伝えた。親書には、米朝首脳会談で交わした友好関係とトランプ氏への信頼をより強固にしたいという正恩氏の「期待と確信」が記されているという。

 談話によると、北朝鮮側は朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)の終戦宣言発表に関する問題や大陸間弾道ミサイル(ICBM)エンジン実験場の廃棄、米兵遺骨返還などの問題を巡り「双方が同時に行う措置」を話し合うよう提案した。

 しかし、米側は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」や核計画の申告・検証など「一方的に非核化要求だけを持ち出した」とし終戦宣言問題を先送りする立場を取ったと主張した。

 ただ、「トランプ大統領に対する信頼感は保持している」と付け加え、米国との対話継続を求める姿勢も明らかにしている。

 

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