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【国際】

北「瀬取り」89回 石油製品「輸入上限超え」

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 【ニューヨーク=赤川肇】米国連代表部は十二日、北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁決議に反し、石油精製品を不正輸入していると指摘する文書を安保理北朝鮮制裁委員会に提出した。洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」と呼ばれる手法で、今年一〜五月に少なくとも八十九回輸入したと指摘。輸入元の国には言及していないという。国連外交筋が明らかにした。

 北朝鮮の非核化を巡る米朝協議が難航する中、非核化の進展がなければ引き続き制裁を徹底する姿勢をあらためて示した格好だ。

 安保理は昨年十二月、北朝鮮への石油精製品の輸出上限を年間五十万バレルとする追加制裁決議を全会一致で採択。上限が守られれば、北朝鮮に入るガソリンなどの石油精製品は従来より九割減ると試算されていた。

 米側は文書で、仮にタンカー容量の三分の一しか積んでいなかったとしても、瀬取りの回数からみて年間許容量の五十万バレルを超え、ほぼ満載なら許容量の三倍近くに上ると主張。制裁委に対し、各国連加盟国に北朝鮮への石油精製品輸出を中止し、決議履行を促すよう求めている。

 制裁委によると、米国が不正輸入を指摘する今年一〜五月、北朝鮮への石油精製品輸出を届け出たのは中国とロシアの二カ国だけ。

 

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