東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

遺骨捜索再開に合意 米朝将官級が返還協議

 【ワシントン=石川智規、ソウル=境田未緒】ポンペオ米国務長官は十五日に声明を発表し、南北軍事境界線上にある板門店(パンムンジョム)で米朝将官級協議を開催し、朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)の際に亡くなった米兵の遺骨返還を巡る協議を行ったことを明らかにした。六月の米朝首脳会談で合意した遺骨返還の実施に向け、「生産的で協力的な対話が行われた」と評価した。

 ポンペオ氏によると、十六日からは米朝実務者の協議を開始し、遺骨の輸送法などを論議。北朝鮮側は、戦争で行方不明になった米兵ら約五千三百人の捜索再開にも合意したという。

 韓国の聯合ニュースによると、会談は午前十時から約二時間、北朝鮮側の施設「統一閣」であった。米側から国連軍司令部の参謀長である空軍少将が出席し、北朝鮮側からは朝鮮人民軍の将官級が参加したとみられる。国連軍司令部と朝鮮人民軍の将官級協議は二〇〇九年三月以来。

 米側は、戦没米兵の遺骨収集の協力で合意した六月十二日の米朝首脳会談後、遺骨を納めるための木箱百個を板門店に輸送。当初、今月十二日に実務協議を開く予定だったが、北朝鮮側は姿を見せず、将官級に格上げして協議するよう米側に提案があったという。

 返還が順調に進めば、米朝の信頼が醸成され、焦点となっている非核化に向けたスムーズな交渉につながる可能性がある。だが韓国メディアでは、北朝鮮側が終戦宣言に関する協議といった見返りを要求するのではとの見方も出ている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報