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【国際】

中国大作映画「阿修羅」 製作費125億円 評価最低レベル 3日で打ち切り

 【北京=安藤淳】中国で最大級の7億5000万元(約125億円)をかけて製作された映画「阿修羅(あしゅら)」が、公開からわずか3日で打ち切りとなった。中国の映画業界は右肩上がりの成長を続けるが、外国映画に頼るのが現状。米ハリウッド映画に対抗して「国の文化的ソフトパワーを強める」ため国産映画を増やしたい習近平指導部にとって冷や水を浴びせられた形だ。

 映画は仏教の守護神、阿修羅を主人公にした冒険ファンタジーで、著名な俳優陣と世界から優秀な人材を集め6年をかけて製作、13日に中国全土で封切られた。しかし、直後から映画の口コミサイトで「映画『アバター』と『ロード・オブ・ザ・リング』を混ぜたもので内容がない」「特撮が幼稚」など悪評が噴き出し評価も最低に近かった。

 製作者側は15日、「この映画を観賞できなくなった人におわびします」と上映を打ち切る声明を発表した。興行収入が3日で5000万元だったことが理由とみられる。

 19日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は「中国映画界に恥をかかせた」との見出しで、映画界の粗製乱造を戒めた。

 

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