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【国際】

元情報機関員 暗殺未遂 容疑者はロシア人と特定

 【ロンドン=沢田千秋】英南部ソールズベリーで三月、ロシアの元情報機関員らが神経剤で意識不明になった事件で、英PA通信は十九日、英警察当局が容疑者は複数のロシア人と特定したと報じた。

 同通信によると、捜査関係者が「監視カメラの映像分析や出入国記録の照合により、複数の容疑者を特定した。彼らはロシア人だと確信している」と語ったとしている。英警察当局はコメントしていない。

 元情報機関員セルゲイ・スクリパリ氏と娘は今年三月、ソールズベリーの商業施設のベンチで一時意識不明となり、いずれも退院した。六月末には、ソールズベリーから約十三キロのエームズベリーにある民家で、英国人男女が意識不明となり、女性が死亡。男性は意識を回復した。

 両事件で使用された神経剤は旧ソ連開発のノビチョクで、同一物質とみられている。

 三月の事件では、スクリパリ氏の自宅の玄関から高濃度のノビチョクが見つかった。英メディアによると、英国人男女の事件では、女性が香水の小瓶をソールズベリーの公園で拾い、それを使用後、意識を失ったとみられている。PA通信は女性がスクリパリ氏の少なくとも十倍の量の神経剤を摂取したと報じた。

 英紙タイムズは、男性の家族の話として、小瓶からは「アンモニアのような臭いがした」と伝えた。英政府は三月の事件同様、化学兵器禁止機関(OPCW)に神経剤の分析を依頼している。

 

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