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【国際】

対北石油禁輸、先送り 安保理制裁委で中ロ反対

 【ニューヨーク=赤川肇】米国が国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に求めていた北朝鮮への石油精製品輸出の停止措置は十九日、制裁緩和に前向きなロシアと中国の反対で結論が先送りされた。安保理外交筋が明らかにした。一方、ポンペオ米国務長官は二十日、ニューヨークを訪れ、安保理理事国に北朝鮮との非核化交渉の状況を説明した。理事国に制裁の継続と履行を求めたとみられる。

 米国連代表部は十二日、北朝鮮が洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」と呼ばれる手法で、一〜五月に少なくとも八十九回にわたり石油精製品を不正輸入したと指摘。制裁にもとづく年間許容量の三倍近くを既に入手した可能性を指摘し、国連加盟国に北朝鮮への石油精製品輸出の停止を通知するよう制裁委に要請した。

 これに対し中ロが十九日、停止措置の保留を主張。米国に「不正」を指摘する根拠や算定方法を詳しく説明するよう求めたという。

 ロシアのポリアンスキー国連次席大使は同日、ツイッターで「米国の要求をつぶさに検証し、個々の『不正』取引の追加情報を探している」と述べ、停止措置を阻む正当性を主張した。

 一方、ポンペオ氏は十八日の閣議で「(非核化には)少し時間がかかるかもしれないが、全て既存制裁の継続履行を背景にやっていく」と述べ、制裁堅持の立場を強調している。安保理理事国との会合には、韓国の康京和(カンギョンファ)外相や日本の別所浩郎(こうろう)国連大使も出席した。

 

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