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【国際】

ミサイル発射場 解体か 北、米に譲歩促す狙い

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 【ワシントン=石川智規】米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は二十三日、北朝鮮の北西部平安北道東倉里(ピョンアンプクトトンチャンリ)のミサイル基地「西海(ソヘ)衛星発射場」で、主要施設の解体が始まった可能性があると伝えた。

 事実ならば、六月の米朝首脳会談で北朝鮮が約束したとされるミサイル関連施設の「破壊」が進んでいることになり、米朝の非核化交渉が前進する可能性がある。北朝鮮は二十七日に朝鮮戦争の休戦協定締結六十五年を迎えるに当たり、米側に終戦宣言受け入れを迫っている。基地解体により、トランプ政権側に譲歩を促す狙いもありそうだ。

 サイトが七月二十〜二十二日に撮影された複数の人工衛星写真を分析したところ、発射台に近接するロケットエンジン加工施設や、ミサイル弾頭を装着する加工施設などの一部が解体が進んでいるとみられるという。燃料貯蔵施設など比較的新しい建物は解体されていない。周辺には多くの工事車両やクレーン車などの映像が確認され、施設の屋根や構造物が取り除かれていた。

 サイトは「作業は二週間以内に始まったようだ」と指摘。今回の解体の動きは「北朝鮮による信頼構築に向けた取り組みだ」と評価した。サイトなどの分析では、発射場は北朝鮮国内のミサイル関連施設としては最大規模とされ、北朝鮮から全米を狙うことができる「火星15」といった大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの技術開発拠点とみられている。

 

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