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【国際】

「核合意離脱、自責を」 イラン外相が米との首脳会談否定

 【カイロ=奥田哲平】トランプ米大統領がイランの核合意を巡ってロウハニ大統領との首脳会談に意欲を示したのを受け、イランのザリフ外相は七月三十一日、ツイッターで「核合意を離脱して対話を閉ざした自分を責めるべきだ」と、否定的な考えを示した。ロイター通信が伝えた。

 トランプ氏は三十日に「イランが望めば会う」と述べ、直接対話の用意がある姿勢を強調した。イラン外務省のカセミ報道官は「制裁を科し、商取引を避けるよう他国に圧力をかける行動と矛盾する」と指摘。「制裁と圧力は、対話とは正反対だ」と批判した。

 イラン国内からは米国への非難が相次ぎ、むしろ対話実現へのハードルが上がった。最高指導者ハメネイ師直属の精鋭軍事組織「革命防衛隊」のジャファリ司令官は「イランは、会談を受け入れた北朝鮮とは違う」と述べた上で、「大統領を辞めた後でさえ、(トランプ氏と会う)その日は来ないだろう」と皮肉った。

 イランでは、米国の経済制裁の再発動を前に通貨リアルが急落。物価上昇に伴う生活苦でロウハニ政権への不満が高まり、もともと核合意に懐疑的だった保守強硬派が勢いづいている。制裁の悪影響を止める妙手はないが、首脳会談を受け入れれば、圧力に屈したとの印象を与えかねない。

 

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