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【国際】

カトリック、死刑反対を明記 ローマ法王、教理問答を改訂

 【パリ=竹田佳彦】ローマ法王フランシスコがカトリック教会の教理問答を改訂し、死刑は「容認できない」と全面的な反対を明記したことが二日、明らかになった。ローマ法王庁(バチカン)が発表した。

 教理問答はキリスト教の教えを分かりやすく解説したもの。改訂された問答では「死刑は人間の不可侵性と尊厳への攻撃であり、容認できない」と記載。全世界での死刑制度廃止に向けて、教会が「確固たる態度をとる」と表明した。

 改訂前の一九九二年版の教理問答では「不当な侵犯者から効果的に人命を守ることが可能な唯一の道であるならば、死刑を科すことも排除されない」としていた。

 変更の理由について、法王は「長年、死刑の執行は重大な犯罪に対する適切な対応と考えられてきた」としつつ「今日では、たとえ最も重大な罪を犯しても人間の尊厳は奪えないと、より多くの人が考えるようになっている」と指摘。改訂は五月に行われた。

 法王自身はこれまでも死刑への反対を表明している。フランスのカトリック系新聞によると、昨年十月、ローマで開かれた司教の会議で「どれほど犯罪が重大でも容認できない」と演説していた。

 

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