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【国際】

中国、終戦宣言に前向き 朝鮮戦争 王毅外相が示す

 【シンガポール=境田未緒】中国の王毅(おうき)国務委員兼外相は二日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議のため訪れているシンガポールで記者会見し、朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)の終戦宣言に関して「みんなが再び戦火を交えたくなければ、われわれは終戦宣言できる」と、前向きな考えを示した。

 北朝鮮は米国に対し、敵対関係を解消する政治的な終戦宣言に応じるよう強く迫っている。王氏の発言は、朝鮮戦争の当事国として中国も加えた宣言に意欲を示したものだ。

 王氏は宣言について「時代の流れに合致し、南北を含む全ての国の人々が望むものだ」と強調。さらに休戦協定の平和協定への転換についても「法的手続きが必要で、すべての関連当事者が集まり、慎重な審議をして文書に署名しなければならない」と述べた。中国は、朝鮮半島の非核化など交渉で影響力を発揮するためにも、終戦宣言は米国と韓国、北朝鮮とともに四カ国で行うべきだとの立場。

 トランプ米大統領は六月の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談で、宣言に意欲を示していたが、中国は難色を示し、習近平(しゅうきんぺい)国家主席が五月、正恩氏に対し、宣言には中国の参加が必要だとの考えを直接説明。習氏の意向を受け、米朝首脳会談での宣言は見送られた。

 

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