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【国際】

ホルムズ海峡で軍事演習 イラン、封鎖能力を誇示

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 【ワシントン=後藤孝好】米メディアは二日、イラン精鋭部隊「革命防衛隊」がペルシャ湾やホルムズ海峡などで大規模な軍事演習を開始したと一斉に報じた。数十〜百隻の小型艦艇が参加しているという。トランプ米政権が七日からイランへの経済制裁を再発動するのを控え、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖する能力を誇示してけん制する狙いがありそうだ。

 イランは通常、秋に演習を実施してきたが、今回は異例の前倒しとなった。中東などを管轄する米中央軍の担当者は「イランは海上での活動を活発化させており、国際海域における航行の自由を確保するため、関係国と協力して情勢を注視していく」と述べた。

 米CNNテレビによると、米軍は現在、ペルシャ湾にミサイル駆逐艦一隻を展開している。米軍は数日中に複数の艦艇を近海に派遣する見通しで、中東地域の緊張が高まる恐れもある。

 ペルシャ湾とアラビア海を結ぶホルムズ海峡は世界有数の交通の要衝。世界で海上輸送される原油の約四割、日本が輸入する原油の約八割が通過し、封鎖されれば日本経済に深刻な影響を与える懸念がある。

 トランプ政権は七日、イランと米英仏独中ロの六カ国が二〇一五年に結んだ核合意からの離脱表明に伴って、イランへの経済制裁を再発動する方針で、自動車や貴金属などが対象。十一月には第二弾として、イラン産原油など石油関連分野の制裁を発動する。

◆日系企業へ配慮を 対イラン制裁日米協議

 外務省は三日、米国による対イラン制裁に関する第二回日米協議を米ワシントンで現地時間の一〜二日に開催したと発表した。米国がイラン産原油の輸入打ち切りを各国に要求したことに関し、日本側は日系企業の活動に悪影響が及ばないよう配慮を要請した。協議は今後も継続する。

 日本側の出席者は、岡浩中東アフリカ局長をはじめ財務省、金融庁、経済産業省の関係者ら。米側は国務省と財務省が参加した。

 

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