東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

北拘束の日本人解放 中国に到着、近く帰国

 【北京=共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は二十六日夜、最近訪朝した日本人観光客が北朝鮮の法に違反する罪を犯し、関係機関の取り調べを受けたが、人道主義に基づき、国外追放を決めたと報じた。日本の外交筋によると、日本人は二十七日までに解放され、経由地の中国に到着した。日本政府が中国内で、拘束時の事情を聴いたり、健康状態をチェックしている。近く帰国するとみられる。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は二十七日の会見で「政府として全力を挙げて対応しているが、事柄の性質上、具体的なことは控えたい」と述べた。

 今月上旬、西部の港湾都市・南浦で拘束された三十代の男性とみられ、日本政府が早期解放を求めていた。北朝鮮は追放決定により日本政府の要請に応じた形だが、拉致問題などを巡る日朝対話の再開につながるかどうかは不透明だ。

 朝鮮中央通信によると、追放を決めた日本人は「杉本倫孝(すぎもとともゆき)」氏。「人道主義の原則に基づき寛大に許し、国外に追放することにした」と短く伝え、「犯罪」の具体的内容や経緯には言及していない。

 日本政府関係者らによると、杉本氏は中国に拠点を置く旅行会社のツアーに参加、列車で北朝鮮入りしたという。映像製作関連の仕事をしており、軍事施設を撮影した疑いをかけられたとの情報もある。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報