東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

「核廃絶」11万人の思い 軍縮会議 高校生大使が署名を提出

28日、スイス・ジュネーブで、核兵器廃絶を訴え、ジュネーブ軍縮会議事務局の担当者(左端)に署名を提出する高校生平和大使ら=共同

写真

 【ジュネーブ=共同】核兵器廃絶を世界に訴える、日本の高校生平和大使二十人が二十八日、ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、各地で集めた約十一万人分の署名をジュネーブ軍縮会議の事務局に提出した。

 二十人は署名提出に先立ち、リレー方式で全員が英語でスピーチ。被爆地の広島、長崎からは長崎西高の徳永雛子さん(16)ら五人が曽祖父母らの被爆体験について語り、「世界中の人に原爆被害の恐ろしさを伝えていきたい」と強調した。

 静岡サレジオ高の高田愛弓さん(16)は米国の水爆実験による静岡県焼津市のマグロはえ縄漁船第五福竜丸の被ばくについて触れ、原水爆両方の被害に遭った日本には「切実に非核化を訴える説得力がある」と話した。

 署名はジュネーブ軍縮会議事務局のカスパーセン部長に手渡された。カスパーセン氏は「皆さんの活動は自分の国だけでなく国境を越える素晴らしいものだ」と称賛した。

 反核署名を一九九八年から国連機関へ届けてきた平和大使は、今年の平和賞候補とするよう求める推薦状がノーベル賞委員会に受理されている。二十人はこれに先立ち、ジュネーブ軍縮会議の全体会合を傍聴。平和大使は二〇一四〜一六年に軍縮会議で演説したが、一七年は中国などの反対でできず、今年は派遣団体が要望を見送った。

 今年の高校生平和大使は被爆地の広島、長崎両県をはじめ計十五都道府県の高校から選ばれた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報