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【国際】

「年内の終戦宣言は可能」 文在寅大統領のブレーン

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 3回目の南北首脳会談実施が決まり、朝鮮半島非核化を巡り停滞する米朝交渉を後押しできるか、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の仲介役としての役割が注目される。大統領のブレーン、文正仁(ムンジョンイン)・外交安保特別補佐官は6日、東京新聞などのインタビューに応じ、首脳会談では米国と中国、南北による終戦宣言に向けた具体策を協議するとの見方を示した。 (ソウル・境田未緒、写真も)

 −大統領特使団の訪朝結果をどうみるか。

 「相当に肯定的な意味がある。米国では北朝鮮の非核化の意思に対する猜疑心(さいぎしん)が大きいが今回、正恩氏は非核化の意思を鮮明にした。これまでの二回の南北首脳会談、シンガポールでの米朝首脳会談でつくられた対話と非核化のモメンタム(勢い)がよみがえった」

 −正恩氏はトランプ氏の任期内に完全な非核化をすると言った。

 「完全な非核化は凍結から申告、査察、十分な検証、廃棄、核科学者や技術者をどうするかまでがあり、相当な時間がかかる。任期内の完全な非核化は難しいのでは。ただプルトニウムなどの生産施設を完全廃棄したり、現在ある核兵器や核弾頭の海外搬出、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を可視的に廃棄するといったことは可能だ」

 −終戦宣言と非核化の順番で米朝間に争いがある。

 「北朝鮮は終戦宣言を先に、米国は申告や査察を先にと主張。韓国は『同時にできないか』と。十八日からの会談で両首脳がじっくり話せば解決策が見つかるのでは。文在寅氏はトランプ氏がチーフネゴシエーターと言うほど米朝両首脳の厚い信頼を受けている」

 −年内の終戦宣言は可能か。

 「国連総会では無理になったが『戦争状態を終わらせる』という点で指導者らは一致している。終戦宣言は在韓米軍や米韓同盟への影響もない。韓国は中国も合わせた四者での終戦宣言を目指している。機会としてアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などがあり、米国はペンス副大統領がいればできる」

 

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