東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

建国70年 北弾道ミサイル登場せず 軍事パレード トランプ氏は評価

9日、平壌の金日成広場で、北朝鮮の建国70年の記念日に行われた軍事パレード=共同

写真

 【平壌=共同】北朝鮮は九日、建国七十年の記念日を迎え、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が観閲する軍事パレードを平壌(ピョンヤン)の金日成(キムイルソン)広場で行った。今年二月の前回パレードに登場した米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含め、弾道ミサイルは姿を見せなかった。正恩氏が示した非核化の意思を反映し、抑制的な内容となった。

 トランプ米大統領は同日、ツイッターで「北朝鮮の非常に前向きな意思」と評価。正恩氏に謝意を示し「(非核化は困難との指摘が)間違っていることを二人で証明する」と主張した。

 北朝鮮が弾道ミサイルを登場させなかったのは、米朝対話が停滞する中、非核化実現への意欲を改めて示し、米国に朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)の終戦宣言など体制保証措置で譲歩を促す狙いがあるとみられる。

 正恩氏はパレード終了後、ひな壇で中国共産党序列三位の栗戦書(りつせんしょ)・全国人民代表大会(全人代)常務委員長(国会議長)の手を取って上げ、中国との関係改善を強調した。

 金日成広場では朝鮮労働党序列二位の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長が演説し、核には言及せず「わが国に対する外部勢力の脅威を根源的に終わらせる党の決断と活動により、共和国(北朝鮮)は最強の国家防衛力を備えた軍事強国となった」と強調した。

 パレードには地対空ミサイルなど短距離とみられるミサイルは登場した。夜にはメーデースタジアムで十万人規模のマスゲーム・芸術公演「輝く祖国」が上演され、正恩氏が李雪主(リソルジュ)夫人や栗氏と共に鑑賞した。

 北朝鮮の国営テレビは一夜明けた十日朝、軍事パレードを録画放送した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報