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【国際】

商業捕鯨再開案を否決 日本、IWC脱退に言及

 【フロリアノポリス(ブラジル南部)=共同】ブラジルで開かれている国際捕鯨委員会(IWC)総会は十四日午前(日本時間十四日夜)、閉幕日となる五日目の協議で商業捕鯨の一部再開を盛り込んだ日本の提案を否決した。再開は将来的にも極めて厳しい状況となり、谷合正明農林水産副大臣は「あらゆる選択肢を精査せざるを得ない」と総会で脱退の可能性に言及しIWCに警告した。現実になれば極めて異例の対応となるが国際社会からはルール軽視との批判を浴びることは避けられない。

 IWCは十四日夕(同十五日朝)閉幕する。谷合氏は記者団に対し今後のスケジュールについては「時期を含めて適切に対応する」と明言を避けた。

 日本は二〇〇七年の総会で商業捕鯨の再開が認められないことから脱退の可能性を表明したことがある。この際は米国を中心に歩み寄り、日本を引き留めた。

 日本は今回の総会で資源が豊富な一部鯨種の商業捕鯨再開を、決定手続きの要件緩和と合わせて一括で提案し、加盟国の対立で意思決定ができない機能不全を打開する必要性を訴えた。商業捕鯨の再開を提案したのは一四年以来。

 日本は当初、反対表明のないことで合意とみなす「コンセンサス合意」を目指したがオーストラリアなどの反捕鯨国が反対を表明。採決に方針転換したが、賛成二七、反対四一で提案可決に必要な投票の四分の三以上の同意を得られなかった。

 仮にIWCから脱退した場合、IWC加盟で可能になっている南極海の調査捕鯨ができなくなる。国内では漁業者が商業捕鯨の再開を求めており、政府は難しい立場に立たされそうだ。

 

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