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【国際】

米国連大使、辞任へ 理由示さず突然の退場

 【ニューヨーク=赤川肇】トランプ米大統領は九日、ヘイリー米国連大使の今年限りでの辞任を認めた。トランプ政権で閣僚級に引き上げられた目玉ポストで、その働きぶりは与野党から一定の評価を受けてきただけに、明確な理由を示さない突然の退場は、閣僚やホワイトハウス高官の辞任、解任が相次ぐ政権の混乱ぶりを際立たせた。

 トランプ氏と並びホワイトハウスで報道陣の取材に応じたヘイリー氏は辞任について「個人的な理由はない」とした上で、「引き際がいつか理解することが大切だ。母国のために闘うことは決してやめないが、時が来たと思っている」と述べた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ電子版によると、トランプ政権が発足した二〇一七年一月以降、政権を去った閣僚や高官はヘイリー氏以外に三十五人を数える。内訳は解任が六人、更迭が十四人、辞任が十五人だ。

 政権発足後十四カ月以内に交代した主要二十一ポストのうち、一回以上入れ替わったのは、オバマ政権は二、ブッシュ(子)政権は一、クリントン政権は三ポストだったが、トランプ政権は九ポストに上った。タイムズ紙は「現政権の異常な激変ぶり」を指摘する。

 トランプ氏は二、三週間以内にヘイリー氏の後任人事を決める方針を示し、女性のディナ・パウエル元大統領副補佐官(国家安全保障担当)ら五人を検討していると明らかにした。

 長女のイバンカ大統領補佐官を起用する考えを報道陣に問われると「イバンカは抜群だろう。だが他により有能が候補がいないとしても、イバンカを選べば身内びいきと非難される」と否定。イバンカ氏もツイッターで「大統領が素晴らしい後任を指名する。私ではない」と書き込んだ。

 

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