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【国際】

「英雄」「裏切り者」の故ペタン元帥 仏大統領が追悼方針 左右両派から猛反発

 【パリ=竹田佳彦】フランスのマクロン大統領は七日、第一次世界大戦(一九一四〜一八年)の英雄、故ペタン元帥を十日にパリの国立廃兵院で追悼すると公表した。ペタン元帥は第二次大戦(三九〜四五年)中に対独協力のビシー政権を率いた「裏切り者」とも非難される存在で、猛反発が起きている。

 マクロン氏は一次大戦終結百年を迎える十一日を前に仏北部アルデンヌを訪れ、記者団に「(ペタン氏は)一次大戦では偉大な兵士だった。軍隊を勝利に導いた元帥を追悼するのは当然だ」と明言した。一方で、二次大戦中に「致命的な決定をした」とも指摘した。

 発言に、社会党のジュベ議員はツイッターで「ヒトラーとドイツの協力者ペタン。追悼はわが国の歴史の恥で侮辱だ」と書き込んだ。極左政党の代表メランション議員も「反ユダヤ主義の裏切り者」と強調。極右「国民連合」(国民戦線から改称)のブリオワ議員も「兵隊にこそ、立派で美しい追悼式はふさわしい」と指摘した。

 仏メディアによると十日、大戦で仏軍を率いた他の七人の軍最高幹部らとともに国立廃兵院で追悼する。歴代大統領では、ドゴール大統領やミッテラン大統領も墓に献花するなど追悼の意を表明している。

 

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