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【国際】

ハンガリーで「奴隷法」抗議デモ 残業時間上限引き上げ反発

 【ベルリン=近藤晶】ハンガリーで年間残業時間の上限が大幅に引き上げられた改正労働法への抗議デモが続いている。法改正を強行したオルバン政権に対し、国民は「奴隷法」と反発。DPA通信によると、五日に首都ブダペストで行われたデモには約一万人が参加した。労組側はゼネストも辞さない構えだ。

 改正法は、雇用主が求めることができる残業時間の上限を年間二百五十時間から四百時間に引き上げた上、残業手当の支払いを最長三年間先送りできる。先月十二日に議会で可決されて以降、抗議デモは連日続き、議会周辺に約一万五千人が集結した十六日のデモでは、一部が警官隊と衝突した。

 年末年始は一時休止されたが、今月五日に国内各地で再開。ブダペストでは野党や労組、市民団体によるデモ隊が「われわれは奴隷にはならない」などとシュプレヒコールをあげながら行進した。地元メディアによると、労組側は政府が交渉に応じなければ、十九日にゼネストに踏み切るとしている。

 オルバン首相は、難民や移民の受け入れを拒む政策を推し進めてきたが、結果的に国内の労働力不足を招いたことが法改正の背景にあるとみられている。与党は声明で、一連のデモについて、欧州連合(EU)の難民受け入れを容認する勢力を支持するキャンペーンだ、と主張した。

 

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