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【国際】

壁建設協議、民主と決裂 トランプ氏「時間の無駄」

9日、ワシントンで共和党議員との昼食会後、記者団に話すトランプ米大統領(中央)=UPI・共同

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 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領と民主党指導部は九日、メキシコ国境の壁建設を巡る対立から政府機関の一部閉鎖が続く問題を協議したが、進展がないまま短時間で決裂した。トランプ氏はツイッターに「全くの時間の無駄だった」と投稿。議会承認を経ずに大統領権限で建設費を捻出する非常事態宣言の可能性に再び言及した。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは九日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)がスイスで開幕する二十二日までに問題が解消されなければ、トランプ氏は参加取りやめを検討していると報道。政府閉鎖は九日で十九日目に突入し、過去最長の二十一日間を上回る懸念も出ている。

 ホワイトハウスでの協議では、トランプ氏が「政府閉鎖を解除したら、壁建設に賛成するか」と迫ったが、民主党のペロシ下院議長は「ノー」と回答。トランプ氏は「話し合うことは何もない」と述べ、すぐに部屋から立ち去ったという。

 民主党上院トップのシューマー院内総務は記者団に「トランプ氏は思い通りにならないので、かんしゃくを起こし、席を立った。本当に残念なことで、大統領らしくない」と批判した。

 トランプ氏は十日、南部テキサス州の国境地帯を視察する予定。不法移民の流入が国家の危機とアピールする方針だが、事態打開のめどは立っていない。

9日、米メキシコ国境近くに展示された、トランプ米大統領が建設を目指す国境壁の試作品=ゲッティ・共同

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