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【国際】

ファーウェイ事件、米が副会長起訴 カナダに身柄引き渡し要請

 【ワシントン=白石亘】米司法省は二十八日、イラン制裁に違反したり、企業秘密を盗んだりした罪で、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)と孟晩舟(もうばんしゅう)副会長兼最高財務責任者(CFO)を起訴したと発表した。米中は三十日から閣僚級の貿易協議を開くが、中国に対して圧力を高めることで、交渉を有利に運ぶ狙いもありそうだ。

 また司法省はカナダに孟被告の身柄引き渡しを求めていると発表した。孟被告は昨年十二月、米国の求めでカナダ当局に一時拘束され、現在は保釈中。引き渡しの可否はカナダの裁判所が判断する。中国政府は孟被告の捜査に強く反発しており、さらに態度を硬化させる恐れがある。

 孟被告は子会社を通じて米国が制裁を科すイランの通信会社と取引をしていたにもかかわらず、米国の金融機関に虚偽の説明をした疑いなどが持たれている。

 これとは別に、米通信大手TモバイルUSが開発したスマートフォンの品質を検査するロボット技術を盗んだ疑いで、法人としてのファーウェイを起訴した。米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は声明で「ファーウェイは意図的に米国企業から知的財産をだまし取り、自由で公平な世界市場を脅かそうとしていることがはっきりした」と強調した。

◆「道理ない圧力」中国外務省、抗議

 【北京=中沢穣】孟晩舟被告の起訴について、中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は二十九日、ネット上に声明を出し、「ファーウェイを含む中国企業に対する道理のない圧力を即座に停止するべきだ」と抗議した。また、米国に逮捕状の撤回などを要求し、カナダにも米国に孟被告の身柄を引き渡さないように求めた。

 

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