東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

EU大統領「地獄が待っている」 英離脱派を非難

 【ロンドン=沢田千秋】英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、EUのトゥスク大統領が六日、英国の離脱推進派に対し「地獄が待ち受けている」などと発言し、英国の政府関係者や議員らは反発している。メイ英首相が七日にEU首脳と会談するのを前に、両者の亀裂は深まっている。

 トゥスク氏は、アイルランドのバラッカー首相と会談後、声明を発表。「英国、欧州大陸にも離脱撤回を望む人が大勢いるにもかかわらず、英国の首相も野党もこの事を認めない」とし、「安全な遂行計画も描けない離脱推進派を待ち受ける、地獄の極上の場所とはどんな所だろう」と、強烈に皮肉った。さらに会見に同席したバラッカー氏が「英メディアで大変なことになる」と耳打ちすると、トゥスク氏はうなずき、二人は笑いながら退席した。

 英BBC放送によると、英首相官邸は「トゥスク氏はこのような発言が有用だと思っているのか」「英国民は最大の民主的行為として、国民投票でEU離脱に投じた」と反論。離脱強硬派の英議員からも「傲慢(ごうまん)だ」と批判が相次いでいる。

 メイ氏とEU首脳の会談は、メイ氏が離脱合意案の再交渉を宣言してから初めて。EU側は再交渉を拒否している上、バラッカー氏を直前に招いて、英国を除くEU二十七カ国の結束を強調。三月二十九日の離脱予定日まで五十日となる中、大混乱を招く合意なき離脱への準備を加速している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報