東京新聞
中川鋭之助賞

■平成11年度 受賞者インタビュー

宮内真理子さん
古典の習熟が目標 英・米バレエ界の経験糧に
 「3歳の時、テレビを見てあこがれ、すぐに近くのバレエ団へ入りました」と語る宮内真理子。それから24年後の今年、内外で活躍し、今後一層の活躍を期待される若手ダンサーに贈られる中川鋭之助賞を受賞。「ラッキーです」と謙虚に喜ぶ。

 「バレエを続ける決心がついた」のは、全国舞踊コンクール第2部1位に入賞した12歳の時。その後、プリ・ド・ローザンヌを受賞、英・ロイヤルバレエスクール留学を経て、同バーミンガム・ロイヤルバレエ団でソリストとして活躍。はた目にはトントン拍子のバレエ人生だが「慣れない英国での独り暮らしに加え腰も痛め、かなり悩みました」と振り返った。

 米コロラド・バレエ団へ移ったのは「オープンな気持ちを求めて」。プリンシパルとして活躍中に、東宝ミュージカル「回転木馬」のルイーズ役の誘いがあり出演。「またチャンスがあればうれしい。でも歌も歌うと難しいでしょうね」

 最近は、レニングラード国立バレエ団や日本バレエ協会の公演にも出演。3月には「ドン・キ・ホーテ」、6月には「ペトルーシュカ」と新国立劇場の舞台にも立つ。

 「フリーでの活躍は難しい。人前にどんどん出るタイプでもないし」と控えめながらも、「30歳までに古典をマスターしたい」と、しっかりした目標で締めくくった。

(1999年3月24日・東京新聞)

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